100人がめい福祈る…函館大火殉難者慰霊法要
update 2004/3/22 10:08
1934(昭和9)年に起きた函館大火の71回忌(70周年)を迎えた21日、同市大森町の函館大火慰霊堂で殉難者慰霊法要(函館市仏教会主催)が行われた。遺族などが訪れ、大火で亡くなった人のめい福を祈った。
同大火は、34年3月21日午後6時53分に市内住吉町から出火し、市内の3分の1を焼失。10万2001人が被害に遭い、2166人の死者を出した。慰霊堂は死者の霊の追悼を目的に、最も災害が激しかった大森橋近くに1938年に建てられた。
70年の節目を迎えた法要は、荘厳な雅楽で午前9時から始まった。市民や市仏教会会員ら約100人が参列し、30人以上の僧侶の読経が響く中、焼香をした。
被災者は年々高齢化しており、ひ孫の世代を伴う人も。大火後の街をパネルで紹介したコーナーで過去に思いをはせる人や、惨事を思い出し涙を浮かべる市民もいた。午後5時までは自由焼香となった。
提供 - 函館新聞社
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