函館映劇閉館、半世紀の歴史に幕
update 2004/3/22 10:07
函館映劇(函館市松風町17)が21日、閉館した。最後の上映となった「ギターを持った渡り鳥」(1959年、日活)を見終わった観客からは「寂しいねえ」などと、閉館を惜しむ声が聞かれた。
最後は、小舘大介支配人らが玄関に並び、来館者へ紅白まんじゅうをプレゼント。午後8時25分、小舘支配人がシャッターを閉め、約半世紀にわたる「函館映劇」の歴史に幕を閉じた。
同映画館は、57年から、道内各地でアミューズメント施設などを経営するスガイ・エンタテインメント(本社・札幌市)が運営。建物の老朽化や、土地賃借契約の期限が今年7月31日で満期を迎えることなどから閉館した。建物は30日から解体される。
最後の上映に足を運び、映画館の前で記念写真を撮ったという市内中島町の自営業、加賀幸枝さん(60)は「子供のころ、父親に連れられて来た思い出がある。娘と通っていたので、なくなるのは残念」と寂しがっていた。
提供 - 函館新聞社
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