週刊文春売り切れ相次ぐ
update 2004/3/20 10:28
田中真紀子衆院議員の長女の私生活を書いた記事を掲載、東京地裁から出版禁止命令が出た「週刊文春」(3月25日号)が19日、函館の書店やコンビニエンスストアなどで発売され、軒並み完売する人気となった。中には、開店1時間で約50冊を完売する店も出るなど、市民の関心の高さが目立った。
市内の大手書店では、「行列ができるほどではなかった」というものの、軒並みほぼ午前中に完売。「通常は1週間掛けて20冊売っているのに、2時間で40冊を完売した」という店も出るほどの過熱ぶりだった。
出版禁止命令が出たこともあり、多くの書店が「あおるような行為はしない」などの理由で、「完売」の札を下げず、表面上は平静を装ったが、ある老舗書店からは「値段的には大きくないが、売り上げが伸びるのはありがたい」との本音もちらり。別の大手書店は「中身はいつもと大きく変わらないのによく売れた」と声を弾ませていた。
一方、毎週、同誌を置いている市立函館図書館では、「司法判断を待つ」などの理由でこの日の閲覧を見合わせた。
19日午前零時すぎ、市内のコンビニエンスストアをはしごして同誌を手に入れたという女性会社員(23)は「問題の記事は取り立てて面白いとは思わなかった。女性週刊誌の方がもっとプライバシーを書き立てているのでは」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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