旧函館ドック跡地購入、新年度にずれ込みも

update 2004/3/19 10:26

 函館市が本年度内に予定している旧函館ドック跡地(弁天町20、23・3ヘクタール)の購入が、新年度以降にずれ込む可能性が出てきた。土地を所有する北海道振興(本社・札幌)と、債権者側との協議が長引いていることが原因とみられる。

 同跡地は、市土地開発公社を通じ1億円程度で購入することを予定している。購入後は、産学官連携で進める「函館国際水産・海洋都市構想」の拠点地として活用する方針で、市は渡島東部4町村との合併に伴う合併特例債を活用して「水産・海洋総合研究センター」(仮称)の建設を検討。また、1993年の北海道南西沖地震で受けた岸壁被害の修繕は、国からの支援を受ける意向だ。

 18日開かれた市議会予算特別委員会で、桶本建郎委員(はこだて市民クラブ)が購入時期をただした。これに里見滋港湾空港部長は「北海道振興と債権者との間の協議が整い次第、市に正式に話があるだろう」と述べた上で、「(購入時期が)若干ずれ込む可能性があるが、今月中には何らかの話があると見込んでいる」と述べた。

 また、桶本委員はドック跡地内にあるゴライアスクレーン2基について「使用されないまま放置されている」と、購入後の扱いについて質問。里見部長は「築30年以上経過し、老朽化も進んでいる。庁内で検討する必要がある」と述べるにとどまった。

提供 - 函館新聞社



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