エアァ シェンペクス、6月の路線開設延期

update 2004/3/18 11:44

 【札幌】函館―帯広間のコミューター路線開設を予定している「エアァ シェンペクス」(本社・札幌市、横山充洋社長)が17日、6月の就航を見合わせると発表した。就航予定機材の予備部品が安定供給されないことが判明し、別機種2機を導入する方針に転換したため。機材変更に伴い、事業計画自体の見直しが必要となり、就航は大幅に先送りされる見通し。

 問題となったのは、米国製双発プロペラ機「メトロ2」(19人乗り)。1月の飛行訓練期間中、前輪の格納システムにオイル漏れが発覚。軽微な故障だったが、予備部品の取り寄せがスムーズにいかず、「定期便運航に不安が残る」と、メトロ2での就航を断念した。

 新たに導入するのは、メトロとほぼ同規模の米国製双発プロペラ機「ビーチ1900D」(同)で、1機当たり約3億円でリースする予定。「評判も高く、安定した実績を残している」という。

 今後は、国土交通省に事業計画の変更などを提出し、再度認可を受けなければならない。また、中長期計画も練り直す考えで、「就航がどれくらい遅れるのか、全く予想できない」と説明した。

 同社は2月、資本金を3億2000万円から5億2000万円に増資。4月末までに8億円の追加増資を行い、経営基盤を安定させる。「今回の見送りは苦渋の選択だった。少しでも早く、安全に就航できるよう最善をつくしたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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