ヒグマ春季管理捕獲 21日スタート
update 2004/3/18 11:43
道の「渡島半島地域ヒグマ保護管理計画」に基づく、今春のヒグマ春季管理捕獲が21日、渡島、檜山両管内でスタートする。実施市町村は16日現在、渡島11市町、檜山7町の計18市町で、道南全体では昨春と変わらない。実施期間は4月30日までの41日間。後志管内3町は4月1日から5月11日まで実施される。
春季管理捕獲は、生息数や行動範囲を分析し、計画的に捕獲する方法で、道が昨春から3年計画で実施。夏から秋にかけて人里に出没する習性を持った2歳以上の雄を主な対象に捕獲し、ヒグマによる事故や被害を未然に防ぐ。
今春の実施方針では雄39頭、雌10頭を上限に捕獲。対象地域を亀田半島、松前半島、半島南部、半島中央部、半島北部、後志南部の6ブロックに分け、それぞれに捕獲頭数の上限を設けている。
渡島管内は恵山町が抜け、昨年より1減で、檜山管内は江差町が初参加で1増。ただ、今後実施市町村が増える場合もあるという。渡島支庁は山菜採りシーズンと重なるため、事故防止に向け、看板の設置やチラシ配布で、入山者に注意を呼び掛ける。
提供 - 函館新聞社
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