松前町長選、前田氏に出馬要請

update 2004/3/17 11:42

　松村明夫町長の死去に伴う松前町長選（４月６日告示、同１１日投開票）に向け、同町議会議員ら町関係者は１６日、同町出身で、昨年１１月の衆院選道８区に無所属で出馬し落選した前田一男氏（３７）に立候補を要請した。前田氏は即答を避けたが、「後援会と話し合い、今週中にも結論を出す」としている。

　同日午後６時半からホテル函館ロイヤルで開かれた前田氏の新年交礼会終了後、斉藤勝町議会議長、西川敏郎町議会副議長ら町議６人のほか、疋田清美松前観光協会会長ら計１７人が、前田氏や高木幹雄連合後援会長らと懇談。その場で町長選出馬を要請した。

　町関係者は、松村町長の葬儀が終わった直後から前田氏に対し、非公式に出馬を打診していたという。要請理由について関係者の一人は「地元出身であり、行動力や若さ、人脈に期待している。断られた場合のことは考えていない」と話した。

　懇談終了後、函館新聞の取材に応じた前田氏は「国政を目指す気持ちは変わらないが、町を挙げての要請で、重く受け止めている」と語り、２１日の町長選立候補者説明会前に後援会と会合を持ち、結論を出すとした。

　前田氏は交礼会で「道南、日本のために尽くしたい」と国政への意欲をあらためてにじませ、７月予定の参院選で比例区からの出馬を予定している尾身朝子氏（４２）=自民党=への支援を求めた。

提供 - 函館新聞社

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