白樺と元従業員書類送検

update 2004/3/17 11:40

 三和廃棄物処理産業(現・清算法人)の処分場(函館市東山町174)で、同社の原状回復作業を支援していた食品会社「白樺」(東山1)が廃棄物を同処分場内に埋め立てた問題で、函館中央署は16日、同社と元男性従業員(23)を廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで函館地検に書類送致した。

 調べによると、元男性従業員は昨年9月10日、同処分場内で、木くず破砕機の基礎を設置するため、穴を掘った上で、原状回復作業で生じた産業廃棄物のコンクリート殻(約526立方b)を埋め、不法投棄した疑い。

 同処分場を巡っては、周辺住民でつくる「東山地域環境対策委員会」(伊藤弘明代表)が、昨年12月、同署に捜査要望書を提出、今年1月には同法違反容疑で函館地検に告発していた。

 同委員会事務局の築田敬子さんは「市民の指摘で、違法性を認める司法の結果が出た。市にはこの結果を重く受け止め、法に基づく解釈をし、二度とこんなことが起きないようにしてほしい」と話し、市の西尾正範助役は「今後の警察当局の捜査を見守りたい」としている。

提供 - 函館新聞社



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