市医師会館と看護学校が湯川町に移転へ

update 2004/3/16 10:42

 函館市医師会(山英昭会長)は15日までに、同医師会会館(函館市元町33)と、会館に併設する付属看護高等専修学校を、同医師会の「南北海道保健センター」(同湯川町3)敷地内に移転する方針を固めた。現在の建物が老朽化したことや、同専修学校の教育内容を充実させることが移転の理由。厚生労働省の認可などを待って、7月に着工する予定で、2005年4月の同時オープンを目指す。

 移転先の同センターは臨床検査などを行う施設で、会館などの建設予定地は、同センターの駐車場として活用されている。

 会館などの敷地面積は2040平方メートル。建物は鉄骨造り地上3階建てで、延べ床面積は2997平方メートル。建物内に同医師会会館と同専修学校を設置する。事業費は約5億7000万円を見込んでいる。

 移転の目玉は、同専修学校のカリキュラムの拡充。現在は准看護師を育成する「准看護学科」だけだが、移転後は正看護師の養成コースも新設する予定。山会長は「長年の懸案がようやく形になった。道南の医療を支える正看護師を輩出できる体制が整うことは、地域住民にとっても大きな意義があるのでは」と話している。

 現在の建物は、移転後も売却しない方針。山会長は「適切な利用方法を検討したい」とし、活用策を模索する考えだ。

提供 -



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです