恵山町の旅費水増し請求
update 2004/3/16 10:39
【恵山】恵山町議会議長と同町議会事務局長が公費出張の旅費を水増し請求したとして、旅費の一部返還などを求めた住民監査請求をめぐり、成田正義議会事務局長は15日の定例町議会予算審査特別委員会で、「これまでも(1泊2日ではなく)2泊3日で運用してきた。今でもいいと思う」と述べ、1泊2日でも可能な東京出張を2泊3日にすることが慣習だったことを明らかにした。
成田事務局長は予算特別委後、函館新聞の取材に対し、「旅費の規定通り公共交通機関を使えば、最終バス(JR函館駅前発午後5時44分)では帰れない。しかし使える公用車もほとんどない」と出張の実態を指摘。さらに「実際は私有車を仕事に使っていたために2泊3日で運用してきた。空港の駐車代、ガソリン代は自費で、水増し請求したつもりはない」と述べ、1泊分が通常の旅費に換算されない自家用車使用などに対する措置であったことを説明した。
事務局長の答弁に対し工藤篤町長は同特別委の席上、「実態に合わせた運用が行われていると思っていたので非常に残念。法的には公共交通機関を使って日程をつくるのは当然だが、そういう状況にはない」と反論。「結果的には(斉藤明男)議長にも迷惑をかけてしまった。(事務局長が1995年から)長く同じところにいたために起きたことで、議長と相談したい」と、事務局長の更迭も辞さない姿勢を示した。
提供 -
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。