田宮版「白い巨塔」大人気、アイリスで公開、入場できず帰る人も
update 2004/3/14 13:09
函館市内のシネマアイリス(本町22)で13日から、俳優の故田宮二郎さん主演の映画「白い巨塔」の上映が始まった。リメーク版ドラマの全国的ヒットを受け、急きょ1日2回の上映に増やしたが、初日は満席状態。入場できない人も出るほどの人気ぶり。テレビドラマも18日が最終回とあって、さらに過熱しそうだ。
「白い巨塔」は山崎豊子さん原作で日本医学界の内幕、謀略、欲望を描き出した問題作。今回の上映作は、1966年に山本薩夫監督がメガホンを取り、田宮さんが主人公・財前五郎を演じた、現作の「オリジナル」とも言えるモノクロ映画。
同劇場には公開前から、1日100本もの電話問い合わせが殺到。上映回数を増やして対応したが、初日は“田宮版”を一目見ようと観客が押し寄せた。劇場外にまで長い列ができ、入場できないと知って帰る人も2回上映で90人余り見られた。
午前中の1回目で入場できず2回目で鑑賞した同市宮前町の女性(70)は「こんなに混雑していてびっくり。今のドラマも見ているが、やっぱり田宮二郎が最高」。同劇場の菅原和博代表は「ドラマ効果もあるが、ここまでの人気とは予想以上」と驚いている。
上映は19日までで、時間は1回目が午前9時50分、2回目が午後2時半。問い合わせは同劇場TEL31・6761。
提供 - 函館新聞社
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