縁の地交流会、「戊辰戦争」で情報交換

update 2004/3/14 13:07

 【森】明治維新の際、新政府軍と旧幕府軍の間で繰り広げられた「戊辰戦争」にゆかりの深い道南の市町が集う「戊辰戦争縁の地交流会」が13日、森町のグリーンピア大沼で開かれた。函館市など1市5町の自治体やまちづくり団体が、同戦争PRにかかわるこれまでの取り組みなどについて情報交換した。

 NHK大河ドラマ「新選組!」の放送により、新選組副長の土方歳三や、戊辰戦争に縁の深い函館や道南への注目が集まっている。交流会はこれを好機ととらえ、戦争をテーマに地域おこしに取り組んできた団体が情報交換することで、道南一帯の歴史を観光振興に結び付けようと開いた。

 参加したのは地元森町のまちづくり研究会「森人類21」をはじめ、函館市観光課、えぞ共和国、大野町文化財保護研究会など計10団体。函館市史編さん室長の紺野哲也さんは「歴史をしっかり認識し、関心のある人を呼び込むのに加え、若い人に歴史的事実をどう伝えるかを考えるべきだ」と提言した。

 また、「森人類」の中西清さんは、土方ゆかりのルートを地図にした「茅部歳三街道」(仮称)を紹介。開陽丸青少年センター(江差町)の研究員、笹原之置さんは、町の生涯学習センターで「江差町と箱館戦争」と題した特別展を計画しているとし、「町民への啓発を含め、ぜひ開催したい」と述べた。

提供 - 函館新聞社



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