託児所にライブカメラ設置でパソコン・携帯からわが子確認可能

update 2004/3/14 13:06

　【七飯】七飯町大川７の託児所「どんぐり」（戸巻聖代表）は、保護者がパソコンや携帯電話を通じて託児所内の様子を見ることができる「ウェブカメラ」システムを今月下旬から導入する。本州の託児所や幼稚園などでは導入されているが、道南では初めてとみられる。仕事先など託児所から離れた場所にいても、好きな時にわが子の様子をうかがうことができ、保護者にとっては、いっそう安心して子どもを預けることができそうだ。

　保護者がパソコンや携帯電話から託児所のホームページ（ＨＰ）にアクセスし、前もって発行されたＩＤ（識別記号）やパスワードを打ち込むことで、２４時間いつでもカメラの映像を見ることができる。

　パソコンからは、ライブ映像を見ることができ、一度に最大１０人までアクセス可能。最初にアクセスしたユーザーは、カメラの角度を上下左右に動かすこともできる。携帯電話は、写真を送受信できる機種でなければならず、静止画像が配信される。

　カメラは子どもたちが日ごろ活動したり、昼寝をしたりする託児スペース２部屋に１台ずつ設置される。天井近くの壁から部屋全体を写すことで、死角ができないようにする。

　システムサーバーの管理は、戸巻代表らが行い、不正アクセスなどで映像がユーザー以外に漏れないよう監視。ＩＤなども定期的に変更し、プライバシー保護に配慮する。

　戸巻代表は「自分が親の立場だったら、預けている子どもの様子を見たいと思う」と導入した動機を説明。２４時間体制でカメラが回っていることで、職員の質的向上にもつながると期待している。

　近くカメラを設置し、２２日から本格的にシステムの利用を始める予定。システムや保育に関する問い合わせは、どんぐりTEL６４・４１５０（ファクス兼用）。

提供 - 函館新聞社

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