江差で優秀技能者表彰式
update 2004/3/13 16:08
【江差】檜山地方職業能力開発協会(室谷元男会長)の「2003年度優秀技能者等表彰式」が12日、江差町のホテルニューえさしで開かれた。室谷会長から、優れた建築技能で管内の発展や後進の育成に貢献した、江差町の建築大工、加藤和紀さん(54)ら3人が優秀技能者表彰を、今金町の建築大工、齋藤高央さん(29)が青年優秀技能者表彰を受けた。
優秀技能者表彰の加藤さんは、第一線の技能者として、江差町の国指定重要文化財・旧中村家住宅や伊達市の有珠善光寺などの修繕を手掛けた。長年の経験を生かして後進の指導や町技能者協会のボランティア活動でも活躍している。
同表彰ではこのほか、優れた棟りょうとして高い信頼を得ている今金町の柴田良雄さん(58)、建築板金工事の第一線で活躍し、技能検定の試験委員や職業訓練指導員として、公共施設の営繕ボランティアにも尽くしている乙部町の西里克之さん(49)が受賞した。
青年優秀技能者表彰を受賞した齋藤さんは、先輩の指導を率直に受け止め、強い責任感を持って仕事に取り組んでいることや、所属する今金建築技能者協会で青年部のまとめ役として奉仕活動などに進んで参加していることが評価された。
表彰式で室谷会長は「厳しい時代にこそ、質の高い本物のより高い技能者の力が求められる。今後も技能の向上に励んで社会貢献を果たして欲しい」と激励。佐藤真一商工労働観光課長は「高い技能を誇りに、管内の産業振興に一層の尽力をお願いします」と述べ、4人の受賞を祝った。
受賞者を代表して齋藤さんが「技能にはここまでという頂点はない。今後も北海道の発展のため努力したい」と、さらなる技能向上をを誓った。
提供 - 函館新聞社
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