渡島支庁、HPで大沼アピール
update 2004/3/12 12:55
渡島支庁は新年度から、大沼国定公園(七飯町)の利用促進事業に乗り出す。地元関係機関と合同で大沼に関する情報を発信するホームページ(HP)の作成を検討。観光客に知られていない大沼の自然環境スッポトを紹介するほか、植物の踏み荒らし禁止など利用マナーを周知する。地域一丸となって、利用促進と自然環境の保全を図る考えだ。
大沼国定公園の利用者は日帰り客が多く、利用エリアはJR大沼公園駅近くの南大沼園地広場周辺に集中している。情報不足から東大沼園地などほかの園地の利用頻度は低く、植物の踏み荒らしやごみの投げ捨てなど利用マナーも浸透していない。
事業は2年計画で、大沼の自然環境スポット、利用マナー、公園施設情報などを盛り込んだシステムを作成。初年度は七飯町、大沼観光協会、有識者など委員10人の検討会を立ち上げ、端末機器の在り方や管理運営方法などを協議する。
大沼に関する既存のHPの内容や、端末機器の設置状況などを調査するほか、箱根(神奈川県)など道内外の観光地で実施している情報提供システムの現地視察を予定している。
2005年度には環境省の補助事業(自然公園等事業)で、検討会のプランを踏まえたシステムソフトを作成。関係機関のHPとリンクさせ、供用開始を目指す。
事業費は04年度が37万4000円。新年度予算案の地域政策推進事業(支庁独自事業)に計上した。同支庁は「恵まれた自然を未来に引き継ぐために、道主導ではなく地域一丸となって、情報発信に取り組みたい」(環境生活課)と話している。
提供 - 函館新聞社
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