4月から赤川に学童保育所

update 2004/3/10 15:28

 共働きや母子・父子家庭で育つ小学生の放課後の生活場所となる学童保育所が、新年度から函館市内の赤川地区に開設される。新築する赤川児童館(市内赤川1)の1室を利用しながら、民間が運営する「公設民営」方式で、13日には市亀田福祉センターで開所説明会を開催し、希望者を募ることにしている。

 新学童保育所の名称は「元気クラブ」。昨夏に赤川・北美原地区の小学校の子どもを持つ親らが「赤川・北美原地区に学童保育所をつくる会」(佐藤由美代表)を立ち上げ、開設に向けて準備を進めてきた。昨秋には、新築する赤川児童館を開設場所とする話が持ち上がり、昨年末までに、函館市と合意した。

 同会事務局によると、同保育所は学童保育指導経験者1人を含む2人をメーン指導員に、事務局のメンバーら2人が加わり4人体制で日々の指導に当たる。開設日は、登校日が放課後から午後6時ごろまで、土曜日や夏・冬の長期休暇中も児童館が開館する日は開設。児童館内の施設はもちろん、付近の道南四季の杜公園など、屋外での活動にも取り組む。

 同会では13日午後6時からの開所説明会で保育内容や教育方針について説明し、参加者からの質問などにも答えることにしている。

 学童保育所の「公設民営」は、市内ではキティーズクラブが、昨年8月から函館東小学校を利用して活動をしており、元気クラブは2番目。開設時間など、調整が必要となる部分も多いが、同事務局の赤石哲明さんは「児童館ということで施設は整っているし、自然で遊べる環境もある。児童館を利用する子どもたちとの交流も期待できるのでは」と話している。

提供 - 函館新聞社



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