くじらの日初日

update 2004/3/10 15:27

　函館くじら普及協議会（藤原厚会長）が鯨肉の普及を目標に決めた「くじらの日」（９日）の初日、函館水産物商業協同組合加盟のスーパーや小売店などでは、鯨肉が通常の半値ほどで提供された。

　鮮やかな赤色のベーコンは２００グラム２８００円、冷凍のミンククジラ赤身は１００グラム３５０円。通常は取り扱いをしていない店でも「普及に協力をしよう」と店頭に並べ、安さにつられて思わず手が出る市民も多いという。偶然買い物に訪れた女性は、値段を見て「いつもより安いですね」と、即座に赤身を購入していた。

　ただ、「くじらの日」を知らない人がほとんどで、安さに驚き、店員に尋ねてから知る人が多い。「売れ行きは普段とあまり変わらない」（はこだて自由市場・佐藤商店）の声もあった。今後の店頭での周知徹底が、鯨肉普及の鍵になりそうだ。

提供 - 函館新聞社

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