森予算発表 一般会計７４億７５００万円

update 2004/3/9 10:35

　【森】森町（湊美喜夫町長）は８日、２００４年度予算案を発表した。一般会計は本年度当初比６・４％増の７４億７５７６万円。各特別会計との合計は１２４億６８３１万円で同５・０％増。新年度終了の町一般廃棄物最終処分場建設工事費７億４２５９万円を含んでいることを考慮すると、他市町村と同様、厳しい編成になった。１１日開会の第１回定例町議会に提出する。

　一般会計の歳入では、地方交付税を同４・０％減の２６億１０００万円、臨時財政対策債を同２９・９％減の３億３８４０万円と見込んだ。財源不足を補うため、各基金から７億１１０１万を繰り入れるなどし、対処した。

　歳出では人件費をはじめ全般的な抑制を図ったが、同処分場建設費を含む普通建設費が同４１・５％増の１２億６５８９万円となり、全体を押し上げた。

　主な事業は、町道森川町１号改良舗装工事に４８６０万円、今月稼働した町水産系副産物再資源化施設の運営委託に３８９６万円、町道駒ケ岳赤井川線建設工事に２７００万円などを計上した。

　長谷川茂道助役は「処分場建設のための予算増で、財政難の状況に変わりはない。しかし、住民サービスは維持しなければならず、基金の取り崩しなどで収支のバランスを図った」と説明している。

提供 - 函館新聞社

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