函館選抜が第9回秋田カップ東北都市選抜少年サッカー大会で連覇
update 2004/3/9 10:34
このほど秋田県で行われた、第9回秋田カップ東北都市選抜少年サッカー大会(秋田市サッカー協会主催)で、函館選抜(U―12)チームが2年連続3回目の優勝を飾った。東北各チームの堅い守備の前に得点を挙げられず厳しい試合が続いたが、ポジションの大胆な入れ替えと選手の地力の高さで突破口を開き、見事V2を達成した。代表として小学校最後の大会で見事、有終の美を飾り、選手は誇らしげな笑顔を見せている。
大会には地元秋田のほか青森、岩手など東北6県と函館選抜の計10チームが出場。5チームごと2ブロックに分かれて予選リーグを行い、各ブロックの上位2チーム・計4チームが準決勝、決勝で戦った。
函館選抜は予選を2勝2分の成績で2位通過した。だが、勝った2試合はいずれも1―0、引き分けの2試合は0―0のスコア。「負けない試合はできるが、得点力不足に不安もあった」(早坂賢一監督)。そこで、翌日の決勝トーナメントで、メンバーの守備位置を大幅に変えた。
守備の要だった西村光司(ヴィゴーレ香雪)を攻撃的MFに起用。司令塔の増森慧祐(函館ジュニオールFC)とともに攻撃の起点となり展開が広がった。決勝の相手は予選を0―0で引き分けた秋田オーパスだったが、主将の須田佑太(今金)が西村からのロングパスなどから2点を挙げ、2―0で快勝した。
準決勝、決勝とも無失点で抑えたことも大きい。「西村を動かすことで守備面が不安になったが、しっかり対応できた。選手も自信を持ってプレーしていた」と早坂監督。最後の試合でメンバーの成長ぶりをたたえる。
監督の期待にこたえた西村は「決勝トーナメントはMFとしていい動きができた」。また、決勝で2点を挙げ主将の役割を果たした須田も「どの対戦チームも強く、試合はきつかった。連覇できてうれしい」と、ともに満足そうに話していた。
提供 - 函館新聞社
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