ラッキーピエロごみ減量作戦

update 2004/3/8 11:51

 ファストフードのラッキーピエロを展開するシルクロードグループ(本社・函館市昭和2、王一郎社長)は1月から、ごみ50%カット作戦を開始した。ごみ分別の徹底化、使い捨て容器の使用低減のほか、カレールー購入時に鍋の持参で20円引きにするなど、利用客への協力も呼び掛けている。

 食品リサイクル法に対応しての取り組み。「生ごみゼロエミッションへの挑戦」とし、8項目にわたりごみ減量や省エネルギーへの取り組みを掲げた。1月から順次開始し、2月下旬には市内と近郊の全11店で既に実践している。

 8項目のうち、店側が実践するのは、「ごみ分別の徹底」に始まり、「(従業員が)自分のごみを店に持ち込まない、弁当などのごみを持ち帰ろう」「印刷物、おしぼり、レジレシート、紙袋は再生紙を使用」など。

 このほかに、店内飲食時の紙容器の不使用や、営業時間のみのホールの電気点灯と音楽などを徹底している。

 取引先にも協力を呼び掛けた。納入時に、前回納入時の仕入れ商品のダンボール箱や容器などの引き取りをしてもらう。取引業者の約半数に当たる8社で実行済みで、「今後はさらに多くの業者にお願いしたい」と話す。

 利用客と一体の取り組みもある。カレールー購入時に鍋などの容器持参者は20円、はし使用のメニュー注文時にはし持参で5円を値引きする。協力する客は「『家庭のごみを減らしたい』と考える主婦などを中心に意外と多い」という。

 ほかにも、従業員の勉強会を開くなどのスタッフの意識作りも随時行う。今後は実行前との比較で効果を検証する予定。同社は「速さを追求するファストフード業界ではかえってコストがかかるが、いつかはやらなければならないこと。早めの取り組みは大切です」と話している。

提供 - 函館新聞社



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