七飯町が町税の収納業務をコンビニに委託

update 2004/3/6 13:51

　【七飯】七飯町は新年度からコンビニエンスストアへの町税収納業務の委託を始める。これにより、納税者は町内に限らず、近くのコンビニで納付を済ませることが可能になる。町税務課によると、道内で同種サービスを実施する市町村は七飯が初めて。

　七飯は従来、ほかの自治体と同様、町税の納付を金融機関と役場・支所で受け付けてきた。今回は２００３年４月の地方自治法の一部改正を受けた措置。改正により市町村は水道料金など、これまでの使用料や手数料、賃貸料のほか、町税についてもコンビニへ収納業務を委託できることになった。

　実施の狙いは▽納税者がいつでも納付できる利便性の向上▽収納率のアップ―の大きく２点。収められる町税は８税目のうち、主に一般住民が関係する▽町民税▽固定資産税▽軽自動車税▽国保税―の４税目とした。

　道南で展開するコンビニチェーンではサンクス、セブンイレブン、ローソン、セイコーマートが対象。コンビニでの納税は金融機関や役場などの場合と同じく、振り込み用紙を持参し、現金を支払うだけで、特別な手続きは必要ない。

　同課は「土日や夜間など、２４時間いつでも納めることができるのがメリット。今後は使用料の委託についても検討していきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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