大野町新年度予算案を発表
update 2004/3/6 13:51
【大野】大野町(吉田幸二町長)は5日、2004年度予算案を発表した。一般会計は54億5800万円で、町長選後に政策的経費を補正した本年度予算と比べ、14・1%減の超緊縮型。特別会計を合わせた総額も89億6600万円で、同10・3%減となった。11日開会の第1回定例町議会に提出する。
一般会計の歳入では、地方交付税を同10・3%減の20億8500万円、臨時財政対策債を本年度決定額と比べ28・8%減の2億8000万円と見込んだ。財源不足は著しく、各基金から4億8910万円を繰り入れるなどして対処した。
歳出では人件費や物件費など、全面で抑制。中でも普通建設事業費は同55・0%減の9億478万円に大きく削減した。
主な新規事業は、対象を小学校卒業までに拡大する乳幼児医療助成に4450万円、南大野会館の建て替えに2352万円、大野中学校の校舎改修に2350万円、北海道新幹線の着工に備えた土地区画整理事業調査に1989万円、新東前団地着工に向けた地質調査などに1562万円を計上した。
継続事業では向野浄水場の拡張に1億2236万円、下水道整備に1億1917万円などを盛り込んだ。
町総務課は「地方交付税に加え、臨時財政対策債の削減が予想以上。基金の繰り入れや建設事業の圧縮などで、収支のバランスを図った」と説明している。
提供 - 函館新聞社
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