函商高定時制の転編入学試験、筆記廃止し面接のみに

update 2004/3/6 13:50

 函館商業高校(欅田清治校長)は、新年度の定時制課程の転編入学試験で、筆記試験を廃止、面接のみにすると決めた。転編入学のハードルを下げることで、学習意欲のある中高年齢者層を獲得するのが狙い。生徒減少などで停滞する定時制全体の活性化にもつなげたい考えだ。

 同校の定時制は、現在1―4年生まで合わせて68人が在籍。定員は各学年40人だが、時代の変化とともに、働きながら学ぶ生徒の数は年々減少し、生徒確保が困難となっている。こうした背景を受けて、同校では活性化策として制度改正を決めた。

 編入学試験では、筆記があることで「学ぶ意欲」を持ちながら踏み出せない人も多かっただけに、制度改正で受験負担は大きく軽減。入学基準も商業系学科にとらわれず、全学科からできるようにしたことで、幅も広がった。編入学年についても、以前の在籍校での単位取得状況を見ながら決定する。

 欅田校長は「生涯学習の観点から定時制の在り方を学校として考えた」と強調。特に若いころ学ぶ機会がなかったり、何らかの理由で中途退学した中高年齢者層が増えることで、学校全体の刺激になるとしている。

 同校では25日から4月7日まで面接を実施する。検定料は950円となっている。詳しい問い合わせなどは同校定時制TEL41・4248。

提供 - 函館新聞社



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