七飯町教委、小中生対象に防犯ベル購入助成へ
update 2004/3/6 13:50
【七飯】七飯町教委は新年度、町内の全小中学生を対象に、防犯ブザー購入費の助成を始める。全国的に子供たちを狙った犯罪が多発する情勢を踏まえ、約2700人を対象に購入費の一部を負担する。同教委は4月の早い時期に各校を通じて購入希望を募り、同月末までにブザーを配布する予定。
9日開会の第1回定例町議会に提出する、新年度一般会計予算案に助成金90万円を盛り込んだ。
同教委は2001年6月に大阪府池田市の小学校で起きた児童殺傷事件を受け、各校へ教室単位を基本に防犯ブザーを設置した。しかし、その後も全国的に子供が被害に遭う事件が後を絶たず、町内でも不審者の出没が相次いでいることなどから、ブザーの普及策について検討してきた。
当初は、部活動などで遅い時間に帰宅する児童・生徒へブザーを貸し出しするなどの案もあった。しかし、できるだけ多くにブザーが普及することが最善と判断し、最終的に全員を対象にした購入助成を行うこととした。
希望者数の取りまとめが終わり次第、取扱業者と交渉するため、各家庭の負担金額は確定していないが、同教委学校教育課では200円前後になるとみている。新年度だけ全児童・生徒を対象とし、次年度以降は小学校に上がる新1年生のみへの助成に切り替える方針だ。
同課は「助成制度をきっかけに、ブザーを持つ子供たちが増えることに期待したい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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