赤十字病院がマンモグラフィ認定A評価
update 2004/3/5 10:23
函館市堀川町6の函館赤十字病院(赤澤修吾院長)はこのほど、日本乳がん検診学会のマンモグラフィ検診精度管理中央委員会(精中委)が行うマンモグラフィー施設・画像の審査で、最高位に当たるA評価の認定を受けた。
マンモグラフィー(乳房専用エックス線撮影装置)による撮影は、診療放射線技師の菅野香さん(24)と市毛紀子さん(23)の女性2人が担当し、乳がんが女性特有の病気であることを配慮した体制を整えた。
また同病院では、野納邦昭副院長(60)が精中委のマンモグラフィ検診読影医師資格を、診療放射線技師の川井明彦さん(39)が同有資格技師の認定を受けており、「医師と技師と設備で最高クラスのマンモグラフィー検診の体制が整った。女性2人の放射線技師による検診で安心感が得られるのでは」(野納副院長)と話している。
この評価認定は、日本医学放射線学会が定める仕様基準を満たしたマンモグラフィーを所有し、さらに画像の質や放射線量、撮影技術など精中委の施設・画像評価委員会が作製した基準をクリアすることが条件。評価はA―Dまで4段階あり、B以上で認定される。
同病院は評価認定を昨年12月に申請。設備の審査を受けると同時に菅野さん、市毛さんが撮影したフィルムを同委員会に送り、高得点を得たという。
川井さんは「乳がん検診は乳房を診る検査ですので、不安を抱く女性も多いはず。女性の立場に立った検診できるのでは」と2人の女性技師に期待を寄せる。
菅野さん、市毛さんも「女性に安心してもらえるような検診をしていきたい」と話す。
納野副院長は「多くの方にマンモグラフィーの検診に理解をしてもらうきっかけになれば。今回の評価に甘んじることなく設備や技術を高めていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。