バトントワリング全道大会で入賞、5人が全国大会へ

update 2004/3/5 10:16

 このほど江別市で行われた、第29回全日本バトントワリング選手権北海道ブロック大会(道スポーツバトン協会主催)で、PL北海道第三MBA(開誠一理事長)と、ダイヤモンドキッズバトンクラブ(平野秀矩代表)のメンバーがそろって上位入賞を果たした。このうち、PL北海道第三MBAの浅川未知有・吉田彩有組(鍛神小6年)と、吉田美有(遺愛中3年)、岸かずみ(遺愛高1年)、ダイヤモンドキッズバトンクラブの関口栞(港小6年)が、28日に大阪市で行われる第29回全日本バトントワリング選手権大会への出場権を獲得。「ミスがなく、満足できる演技を」と大舞台に向けて気持ちを高めている。

 大会は第1部から第3部に分かれており、このうち3部が全国大会への予選を兼ねている。演技時間は1分30秒―45秒間で、規定曲に合わせて技や表現力を競い合う。両団体の出場者とも、昨年秋ごろから大会に向けて本格的に練習に励んできた。

 PL北海道第三MBAからは第1部で谷彩乃(鍛神小3年)が7位、黒田弥里(上磯中1年)が6位にそれぞれ入賞。第3部で浅川・吉田彩組が優勝、吉田美、岸がそれぞれ3位に入った。また、ダイヤモンドキッズバトンクラブからは第1部で田中知邑(万年橋小5年)が優勝、天野祐希(光成中1年)が3位、第3部で関口が2位になった。

 全国大会行きを決めた5人はいずれも初出場で、念願の舞台に意欲十分。浅川・吉田彩組は全道大会で難易度の高い技をあえて取り入れたが、「普段から仲良し」という抜群のコンビネーションで頂点に立った。2人は「全国でも細かい動きまでしっかりそろえたい」と張り切る。また、吉田、岸も「自分も納得し、見ている人が喜ぶ演技をしたい」と話す。

 また、関口は先月末に全国強化練習に臨むなど、より完成度の高い演技を目指し努力を続けている。「内面にガッツを秘めながら、笑顔で前向きな演技ができる」(平野代表)のが持ち味で、本人も「課題の下半身の動きを美しくできるよう、残りの期間も練習したい」と意気込む。

 全国のレベルは格段に上がるが、今後に向けた貴重な経験と、指導陣も伸び伸びとした演技に期待する。PL北海道第三MBAの齋藤美夏指導員は「それぞれが自主的にバトンとダンスの調和や表現力を磨いており、自分らしさを表現してほしい」、平野代表も「来年の30回大会は北海道(札幌)で行われる予定なので、今後につなげてほしい」と、それぞれ話している。

提供 - 函館新聞社



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