岡島緑バレエスタジオの加藤さんが劇団四季の研修生に
update 2004/3/2 17:00
岡島緑バレエスタジオ(函館市本町8)の生徒で、函館中部高3年の加藤裕美さん(18)が今春、舞台の名門「劇団四季」(横浜市)に研究生として入門する。昨年9月に行われた同劇団研究生コースのオーディションに見事合格。本拠地のある横浜市に移り住み、舞台俳優を目指す。1日、高校を卒業した加藤さんは「1日でも早く舞台に立てる実力をつけていきたい」と新天地への挑戦に意欲を燃やしている。
オーディションの合格を目指し、加藤さんは昨年4月から本格的にレッスンに取り組んだという。同スタジオでのバレエ以外に、専門家から歌や芝居の指導を受けてきた。7月に同劇団の研究生コースに応募。書類選考をパスしてオーディションに臨んだ。本番ではダンスと芝居のせりふ、歌の3課目が行われ、加藤さんは「オーディションの前日は今まで経験したことのない緊張をした。でも当日は伸び伸びとできた」と振り返る。
進路選択で、7歳から続けてきたバレエの道や大学進学もあったが、小学6年生のとき、同劇団のミュージカル「キャッツ」を見た感動が忘れられず、「いつか自分も同じステージに立ちたい」と思い続けてきた。俳優の道を歩むことに親に反対されたが、「少しでも可能性があるなら挑戦したい」。固い志は揺るぎなかった。
踊りを指導してきた岡島さんは「入団したいという強い思い、芯の強さが審査員の方々に伝わったのでは」と話し、「ぜひとも初志貫徹してほしい」とエールを送る。
27日に横浜へ向け、函館をたつ。「いつか函館のステージに立ちたい。やるからには主役を張れる俳優を目指します」と劇団スターへの道を歩んでいく。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。