ホワイトデー商戦、各店差別化
update 2004/3/1 11:49
函館市内3百貨店が、3月14日のホワイトデー商戦に向け、準備を進めている。景気低迷で消費者の購買意欲が減退し、客単価の減少が予想される中、各店は他店との差別化に必死。クッキーやアクセサリーなど定番商品を軸に、品ぞろえでしのぎを削っており、8日から始まるピークに備えている。
棒二森屋(若松町)は7日から各階に「ホワイトデーコーナー」を設置し、臨戦態勢に入る。菓子類は例年通り、バレンタインのチョコレートより少し高めの500―1000円がメーン。また「本命用」はアクセサリーが伸びると予測しており、「クリスマスよりも安く済ませる傾向があるので、2、3万円円台が売れ筋」と読む。
テーオーデパート(梁川町)は、輸入ブランドで勝負。ブランド物の香水やアクセサリーが主体で、それぞれ5000円、2万円前後が主流になるとみている。今年の一押しの商品は、米国宝飾ブランド「ティファニー」という。戦略面では、海外ブランド品で市内随一の品ぞろえを強調、広告などの販促に力を注ぐ考えだ。「年々客単価が下がってきているため、前年並みにするには、数を増やさねば」と話している。
丸井今井函館店(本町)は、昨年から新ブランドを立て続けに導入していることもあり「婦人物すべてがホワイトデーの主力」と強気の姿勢。特定の商品にてこ入れはせず、幅広い商品を取りそろえ、売り上げアップを図る考えだ。
提供 - 函館新聞社
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