3月1日から推計震度分布図提供開始

update 2004/2/29 10:48

 内閣府と気象庁は、震度5弱以上の地震発生後に震度を平面的に表示した「推計震度分布図」の提供を3月1日から開始する。発生後約1時間をめどに関係機関に提供するほか、気象庁のホームページ(HP)に掲載する。

 1995年の阪神大震災を受け、内閣府(当時・国土庁防災局)と気象庁で、震度の広がりを迅速に把握するための技術開発を進めてきたが、精度が高まったため実用化を決めた。大きな震度の広がり具合と形状を速やかにとらえ、防災機関による効果的な応急対策の実現を可能とする。

 地震で観測する震度は、軟弱な地盤では揺れが大きく、固い地盤では揺れが小さくなる傾向があり、地盤の影響を大きく受ける。このため、震度計で観測した震度を基に、地盤の固さを加味して推計している。

 推計震度分布図は約1キロ四方の格子間隔で推計した震度5弱以上の震度分布を表示。参考のため、震度4の分布も加えて提供する。特に大きい震度が推計された場合などには地域の広がりなどについて解説を加える。

 昨年9月に発生した十勝沖地震(マグニチュード8・0、震源の深さ45キロ)の推計震度分布=例図では、日高支庁の海岸付近、十勝川流域の平野部、釧路平野などで震度6弱の地域が広がっている。釧路平野の一部に震度6強の揺れがあったと推計される地域も見て取れる。

 気象庁HPのアドレスは1 http://www.jma.go.jp

提供 - 函館新聞社



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