江差新年度予算 本年度比14・2%減
update 2004/2/28 11:44
【江差】江差町(濱谷一治町長)は27日、2004年度予算案を発表した。一般会計は55億2179万円。地方交付税削減の影響で、対前年度比14・2%減となる緊縮予算となった。下水道事業や国民健康保険など特別会計を合わせた総額は87億9338万円で、同10・4%減。3月10日開会予定の第1回定例町議会に提出する。
歳出は、新年度から実施する財政再建プログラムに沿って、人件費(同8・7%減)や物件比(同20%減)など行政コストの大幅削減を図る。いにしえ街道や町運動公園整備など、大型建設事業の終了に伴い、建設事業を中心とする投資的経費は、対前年度比50・8%減の5億7698万円と、大幅に縮小。公債費は、前年度並みの12億8720万円を計上。地方債残高は107億5601万円となる。
厳しい財政状況の中、規事業として高設イチゴ栽培を通じて新規就農者育成を図る「新規就農トレーニング営農モデル団地事業」に約600万円を計上。北部3小学校の再編統合の受け皿となる水堀小の体育館、特別教室増築に要する基本設計費を盛り込んだ。
一般財源の落ち込みに伴う投資的経費が圧縮される一方、公債費など義務的経費が増大し、財政の硬直化の度合いを示す経常収支比率は、過去最高の97・98%に達する。
提供 - 函館新聞社
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