市議会開会、市政執行方針
update 2004/2/27 10:56
2004年第1回市議会定例会が26日開会し、井上博司市長が新年度の市政執行方針を、金山正智教育長が教育行政執行方針をそれぞれ述べた。井上市長は、引き続き徹底した行財政改革に取り組む姿勢を強調。市民との連帯の重要性を説き、「新しい都市経営のかたちづくりに取り組んでいきたい」と決意を示した。金山教育長は人材育成に果たす教育の重要性を指摘し、「生涯学習社会の一層の充実に努めていく」とした。会期は3月25日までの29日間。
井上市長は 1.市民の心を自らの心として 2.函館の価値と可能性の拡大 3.21世紀の道南の基盤づくり―の3点を基本姿勢とし、重点目標に 1.市役所の徹底した自己改革 2.知の集積によるまちづくり3.多様で力強い産業構造と雇用の創出 4.いきいき高次福祉・文化都市の実現―の4点を掲げた。
主要施策のうち国際交流では、サハリン関連ビジネスをはじめとするロシア極東・中国との貿易・経済交流の活発化を挙げた。国際水産・海洋都市構想の推進では、産学官連携促進に向けた補助制度の創設、まちかどデジタル水族館の設置などを実施していく。
環境問題対策では、排出・分別指導や不法投棄への監視を強化するとともに廃棄物処理施設設置等指導要綱の条例化などを進める。市立保育園の民営化は「市民のご理解をいただきながら、鋭意推進していく」と述べた。
渡島東部4町村との合併に関しては「特色ある水資源を有し、新たな魅力を持った函館市が誕生する」とした。
最後に開港直後に異文化を受け入れた同市の歴史に触れながら「地方から国を動かすといった気概を持って市政に臨みたい」と決意を語った。
提供 - 函館新聞社
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