2,3日中にも特別監査、ダンプ所有会社へ、タイヤ直撃死で国交省
update 2004/2/24 11:11
【東京、青森】江差町水堀町で18日夕、国道229号を走行していたダンプカーから外れた後輪タイヤが歩行者を直撃、2人が死傷した事故で、国土交通省は23日、ダンプカーの所有者である青森県弘前市の採石業、三上砕石運輸(三上清蔵社長)に対して、2、3日中にも貨物自動車運送事業法に基づく特別監査を実施することを決めた。
同省の風岡典之事務次官が、同日の定例記者会見で明らかにした。同省東北運輸局自動車技術安全部(仙台市)によると、同局青森運輸支局(青森市)の担当官が同社への立ち入り検査を実施する予定。
監査では、県内での使用状況や整備状況のほか、同社と直接の関係がないとされる、新谷勝男容疑者(62)=江差町愛宕町、会社役員、業務上過失致死傷で逮捕、送検済み=が事故当時に問題のダンプカーを運転していた経緯などについて詳しく調べる。
事故を起こしたダンプカーは三上砕石運輸の所有だが、昨年5月から上ノ国町の採石会社で使用していた。事故当時は同容疑者が自社の土砂運搬に使用していた。また、江差町、上ノ国両町の運輸関係者は「事故以前から、新谷容疑者が事故を起こしたダンプをたびたび運転していた」と証言している。
同局、同支局では不透明な車両のやりとりについても実態解明を進める。同省道運輸局(札幌市)や同局函館運輸支局(函館市)でも、道警と連携しながら、関係先の立ち入り検査などの対応について検討する方針という。
一方、青森運輸支局は23日、三上砕石運輸の担当者から、ダンプカーの管理・整備状況や、新谷容疑者が運転していた経緯について事情を聴いた。
提供 - 函館新聞社
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