町村・上磯／新年度予算,一般会計１０８億６３００万円

update 2004/2/24 11:11

　【上磯】上磯町（海老澤順三町長）は２３日、２００４年度予算案を発表した。一般会計は１０８億６３０６万円。町長選後に政策経費を補正した０３年度予算に比べ、６億１４７万３０００円（５・２％）の減。６特別会計を含めた総額は２１６億３７４０万円で、同２・３％減となった。３月８日開会予定の第１回定例町議会に提出する。

　歳入は、地方交付税が前年度決定額の７・５％減の２５億５０６１万３０００円、臨時財政対策債は１億９１１０万円（同２５・９％）減の５億４７１０万円で、２００１年度以来初の減額となった。緊縮を余儀なくされる一方、町税は３１億３６１万９０００円で０・４％増を見込んでいる。

　主な事業は、老朽化が進む茂辺地生活改善センターの改築に１億５１０８万円３０００円を計上。茂辺地地区に完成したフノリの着床礁は、当別地区にも造成し、総事業費の約１割となる７５０万円を盛り込んだ。七重浜・追分地区の人口増に伴い、浜分小学校体育館の建て替え、校舎の増改築に６億２４１２万７０００円を計上。

　また、町単独で教員２人を採用する少人数指導事業に４０９万３０００円。社会福祉法人侑愛会が新築する知的障害者通所授産施設「クッキーハウス」分場の総工費５０８７万２０００円のうち、６９０万７０００円の補助を盛り込んだ。

　町企画財政課は「厳しい現状は変わりないが、上磯駅前整備など、大型事業にめどがついたことなども予算縮小の要因」としている。

提供 - 函館新聞社

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