タイヤ直撃死 容疑者の会社、自宅を家宅捜索
update 2004/2/23 13:21
【江差】江差町水堀町で18日夕、国道229号を走行していたダンプカーから脱輪した後輪タイヤが、歩行者2人を直撃して死傷させた事故で、道本交通部、函館方面本部交通課、江差署の合同捜査班は22日、ダンプを運転し、業務上過失致死傷の疑いで逮捕、送検した同町愛宕町、新谷勝男容疑者(62)の自宅と、同容疑者が経営する同町柳崎町の「新和建工」事務所を家宅捜索した。
午前8時すぎから捜査員約20人が捜索。段ボール3箱分、20数点の関係書類を押収した。合同捜査班は、押収した書類をもとに、事故直前のダンプの管理状況を中心に調べを進める。ダンプは、最大積載量(9・75トン)を超える土砂を積んでおり、道交法違反(過積載)での立件も視野に詳しく事情を聴く。
このダンプは、青森県弘前市の採石会社の所有。昨年5月ごろから上ノ国町の別の採石業者が使用し、事故当日は、同容疑者が土砂を運搬していた。合同捜査班は3社間でのダンプの動きに関する手掛かりがないか調べるほか、道運輸局などと協議して、車のやりとりに違法性がないか捜査する。
タイヤの直撃を受けて19日未明に死亡した同町柳崎町の吉田斗夢(とむ)ちゃん(3)の通夜が、22日午後6時半から、同町橋本町の「セレモニーホール翔天閣」でしめやかに営まれた。母親の麻砂美さん(36)ら遺族のほか、斗夢ちゃんが通っていた町立水堀保育園の園児を含む約400人が参列。会場からはすすり泣きの声が漏れ、参列者は斗夢ちゃんのめい福を祈っていた。
提供 - 函館新聞社
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