少年刑務所に体育館兼講堂新設へ
update 2004/2/22 16:36
函館少年刑務所(函館市金堀町6、尾川永治所長)に体育館と講堂を兼ねた施設が新設されることが、ほぼ固まった。収容棟の新築、作業所の拡張なども視野に検討されている。国の新年度予算が成立次第、正式な発表があるとみられ、早ければ4月には関係工事が行われる見通し。
歌手やサークルなどの訪問がある場合、同刑務所では現在、仮講堂を使っている。収容人数が定員をオーバーしていることもあり、いすを並べての鑑賞はまさに「いっぱいいっぱい」(同刑務所)。講堂新築は急務となっている。
ただ、工事が始まれば仮講堂は使えなくなり、完成までの1年ぐらいはステージを使う訪問が制限される。受刑者の大きなストレス発散となっている訪問を完全に休止するわけにはいかないことから、内容などで工夫が求められそうだ。
21日には、昨年に続き、道教育大函館校のモダンダンスクラブが同刑務所を訪問。仮講堂で開かれる最後のステージかもしれないと聞き、熱のこもった踊りを披露した。高橋望部長(21)は「お話があれば、新しい施設も訪問したい」と話していた。
同刑務所では、定員約800人を大きく上回る900人以上を収容。6人部屋に8人が入ることもあるなど、施設整備の必要性が指摘されている。
提供 - 函館新聞社
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