ボルトの約半数が事故前から破損?
update 2004/2/21 10:11
【江差】江差町水堀町で18日夕、国道229号を走行していたダンプカーから外れた後輪タイヤが歩行者を直撃、2人が死傷した事故で、ダンプカーから外れたダブルタイヤを固定していた8本のハブボルトのうち、約半数が事故発生前に破損していた可能性があることが20日、江差署などの調べで分かった。道警交通部、函館方面本部交通課と江差署は同日、合同捜査班を組織して事故原因の捜査を進めている。
同署などで詳しく調べた結果、破断面の腐食が進んでいる状況から、事故前から破損していたとみられるボルト(2本)以外にも、腐食状況などから、少なくとも2本のボルトが事故前に破損していた可能性があるという。
調べでは、ダブルタイヤは8本のボルトで固定されており、半数以上のボルトを破損した状態で走行し、過積載などが原因で無理な荷重が加わり、残っていたすべてのボルトが破断、タイヤが外れた可能性もあるとみられる。
江差署は20日、ダンプカーを運転していた、同町愛宕町、会社役員、新谷勝男容疑者(62)を業務上過失致死傷害の疑いで函館地検に送致。合同捜査班は同容疑者から事情を聴くとともに、車体の詳しい検証を進める方針だ。
提供 - 函館新聞社
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