駅前活性化フォーラム第1回開催

update 2004/2/21 10:11

 函館駅前の活性化について考える「中心市街地活性化フォーラム」(函館ベンチャープロジェクト主催)が20日午後6時半から、松風町のTMOビルで開かれた。学生や商業関係者など約20人の市民が、函館駅前の活性化について白熱した議論を展開した。

 全3回の1回目で、同プロジェクトがこれまでの調査結果などをまとめた冊子「FANnavi」(A3判14ページ、フルカラー)を配布。公立はこだて未来大学の鈴木克也教授がコーディネーターを務め、「街づくりと人づくり」のテーマで、街づくりにおける学生の役割について話し合った。

 話は同大学の原田諭さん(4年)が位置づけた「行動自体がひとつの街」に沿って進み、これまでの同プロジェクトの取り組みに対して、「目標を持った活動をしており、調査は素晴らしい」との感想が出る一方、「大門に何を求めているのか」との疑問も出た。

 同プロジェクトの学生からは「駅前を訪れるのは、実家に帰るためにJR函館駅を訪れる程度」「車社会のため、駐車場がないと郊外型大型店に対抗できない」などの発言があった。その後「生活者」「来函者」「観光客」の3者について話し合われ、「函館駅は函館市の拠点となるべき」の意見も出た。

 第2回は今回の内容を踏まえ、「函館駅前と大門地区の活性化に向けて」を話し合う。参加自由で、25日午後6時半から、同ビル4階で開催する。

提供 - 函館新聞社



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