「有終の美飾りたい」来月7日に最後の公演
update 2004/2/21 10:09
大人、子供の和太鼓グループがそれぞれの演奏を発表し合う「ひびけ太鼓」(同実行委主催)が3月7日(函館市民会館、午後1時開演)の第10回公演を最後に終了する。同実行委は「企画や演出などがマンネリ化しつつある。やめることがベストとは言えないが、漫然と続けても和太鼓の普及、振興につながらない」とし、発展的な解散に結び付ける考えだ。
昨年12月、各団体の代表者を集めた総会で、11回目以降の開催中止を決定した。道南では唯一、多数の団体が出演する和太鼓イベントだっただけに、「残念」という声も上がったが、各団体とも今回の決定に合意。むしろ、これまでの集大成となる公演にしようと例年以上の盛り上がりを見せている。
「ひびけ太鼓」は1995年、市内、近隣の8団体が集まり、太鼓の演奏を発表したのがきっかけ。当初は1回だけの予定だったが、予想以上の好評で翌年も開催することに。以後、市内や近隣など毎年、開催場所を変えながら運営。参加人数も年々増え、ここ数年は20団体以上が出演する大規模なイベントに成長した。
1回目の開催から運営に携わってきた同実行委の坂爪庄一会長(鼓)は「今までにない最高の公演で有終の美を飾りたい。(終わることで)各団体感で新たな連帯の輪が広がり、道南の和太鼓文化の振興につながれば」と話す。
今回は道外や台湾などでライブ活動を展開するひのき屋が久しぶりに登場するほか、保育園から大人のグループまで25団体が出演する。チケットは一般1000円、学生500円。当日は各200円増し。チケットの販売は市内の松柏堂プレイガイドで販売。問い合わせは同実行委事務局の広瀬さんTEL42・2327かひのき屋51・5727。
出場グループは次の通り。
▽当別保育園太鼓クラブ漁火ジュニア、鼓隆塾元流派、亀尾クラブ、共同学童保育地蔵っ子クラブ、学童保育七飯竹の子クラブ、北海道滑田鬼剣舞愛好会日浦砂利童、松前雨竜太鼓、共同学童保育所わんぱくクラブ、浜分保育園こぽんた組、大沼音鼓、森の踊衆、踊る寺子屋、まつりや、臥牛塾、浜分太鼓の会、ひまわり座、木よう日の会、桃の毛組、楽鼓の会、鼓流塾元流派八の会、どっこい座、七飯おやじ太鼓、湯川小和太鼓クラブ、ひのき屋
提供 - 函館新聞社
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