渡島廃棄物処理広域連合、可燃ごみの分別方法統一

update 2004/2/20 13:05

 渡島廃棄物処理広域連合(連合長・海老澤順三上磯町長)は4月1日から、同連合に加盟する渡島管内13町の、燃やせるごみの品目を限定、出し方を統一する。昨年、トラブルが続いた同連合のごみ焼却施設「クリーンおしま」(上磯町館野)の故障防止と、ごみ処理の効率化を図る。

 ほとんどの町で分別区分が増え、これまで燃やせるごみとして出せた品目の一部が、燃やせる粗大ごみの扱いとなる。

 防寒着や子供用の布団、カーテンなど繊維状の製品のほか、ゴムや皮革、ビニール製品で大型のものが対象。ロープやホースなど、長い形状のものは細かく切断できれば、従来通り燃やせるごみとして出すことができる。

 クリーンおしまは昨年、ごみの異物混入などが原因で、計6回故障した。同連合は調査を進めた結果、大型の布類などが、焼却前にごみを細かく裁断する破砕機の故障を招いた可能性があるとして、分別方法の変更が課題となっていた。

 現行の燃やせるごみの出し方は、全町を統一した明確な基準がなく、加盟13町は昨秋から分別方法の変更に向けて検討。各町の担当職員を交え、計3回の会合で協議し、今年1月に正式決定した。

 住民に対する変更内容の周知は、各町に一任されており、ごみ袋の種類を増やす町もある。住民説明会の開催やポスターの作製、広報誌への掲載で呼び掛けるなどしている。同連合は「滞りなくごみ処理を行うため、ご協力をお願いしたい」としている。

提供 - 函館新聞社



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