「木くずと伐根の処理急ぐ」三和の処理で西尾助役

update 2004/2/19 10:49

 函館市議会民生常任委員会(中江捷二委員長)が18日開かれた。この中で西尾正範助役は、三和廃棄物処理産業(現・清算法人)の不法投棄事件にかかわる原状回復作業について、処理への方策を今月中にまとめることを改めて示した上で、火災が発生する恐れのある木くずと伐根を先に処理する考えを明らかにした。

 原状回復作業は三和を支援してきた食品会社「白樺」が、将来的に市から廃棄物処理業の許可を受けることを前提に約3万5000トンを処理。しかし、昨年暮れに発覚した不適正な廃棄物埋め立てを受け、市に行っていた業の許可申請を取り下げた。

 西尾助役は「白樺に処理させる方法はなくなったので、何らかの形で市が作業にかかわらなくてはならない」と述べ、「生活環境に影響する木くずと伐根は処理を急ぐ必要がある。どういう措置をしていくか、住民と話しながら解決策を見いだしたい」とした。

提供 - 函館新聞社



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