函病で手術後半身不随の男性ら市に損害賠償求める

update 2004/2/19 10:48

 市立函館病院(長谷川正院長)で、一昨年2月に受けた手術により、右半身まひなどの後遺症を負い、寝たきりになったとして、後遺症を負った渡島管内在住の男性(68)ら家族4人が、同病院を開設する函館市を相手取り、約9900万円の損害賠償を求める訴訟を、18日までに名古屋地裁に起こした。

 訴状によると、男性は2002年2月6日に同病院脳神経外科で受けた頸(けい)動脈内膜剥離(はくり)手術後、右半身まひや失語、意識障害といった後遺障害とみられる症状が出た。

 原告は、同外科の医師が注意義務を怠って危険性の高い手術を断行し、手術の危険性について事前に十分な説明を行わず、必須である脳波モニターを作動させていなかったことなどが原因―としている。

 第1回口頭弁論は3月17日に開かれる。

提供 - 函館新聞社



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