函館市役所本庁舎、新年度から設備改修に着手
update 2004/2/17 14:43
函館市役所は新年度から、本庁舎の設備改修工事に着手する。庁舎建設から20年以上が経過して老朽化が目立ってきたためで、経済産業省の外郭団体・新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)の補助制度を活用しながら、3カ年計画で工事を施す。
本庁舎は1982年の建設。20年以上が経過し、既存設備が総じて古くなっており、中には耐用年数が過ぎたり、故障した際の交換部品の製造が打ち切られたりしている設備もある。このため、本年度は庁舎内を調査して工事する部分の精査に取り組んだ。
新年度は電気をはじめ、エレベーターやボイラー設備などを管理する中央監視制御装置の改修に取り掛かる。同時に、「部屋ごとに温度差があった」(総務部)空調設備を改修し、部屋の温度を均一にする。
また、2005年度から2カ年は、庁内に約4200本の蛍光灯を省エネ型に切り替え、消費電力を減らす安定器を取り付ける。
本年度の総事業費は1億1533万円。うち、半分に当たる約5746万円がNEDOの補助金で賄われる。
本庁舎で年間に使用する電気料金は毎年、約5000万円以上で、本年度は昼休み・不在時の消灯など電気料金の節減対策が徹底され、上半期(4―9月)で約161万円を節減。これにプラスして照明・空調設備の改修により、相当額の省エネ効果を期待している。
改修後は、日光の入る窓際は照度を落とすなど、部屋ごとに具体的な改善策が可能となり、市は改修を通じて庁内の無駄を最大限省いていく考えだ。
提供 - 函館新聞社
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