函館バス、市内循環新たに3路線
update 2004/2/16 11:40
函館バス(本社・函館市高盛町10、寺坂伊佐夫社長)は15日までに、4月から市内で展開する循環バスの内容を固めた。函館大学と提携し、同大学生の運賃を無料とする路線や入浴施設とタイアップしたスタンプラリーを実施する。同社は企画性の強い路線を増やす戦略で、需要を喚起を図る考えだ。
同社によると新たな循環バスは(1)日乃出町を基点とし、柏木町、五稜郭方面を回る6キロ区間(1日14回運行)(2)湯倉神社前基点の、函館大学前や湯の川温泉を8の字ように走る8・2キロ区間(同6回運行)(3)五稜郭、美原、昭和の三大商業エリアを結ぶ広域循環の20・8キロ区間(同10回運行)―の3路線。
6キロ区間の路線は「レクサ五稜郭」と名付け、運賃100円で通年運行する。8・2キロ区間は、函館大学が同社に依頼していたスクールバスを廃止し、その費用を「地域貢献のために」と循環バスに当てる。コースは湯倉神社前―函館大学前を回るコース(同17本運行)もあり、運賃は200円だが、同大の学生に限り無料とする。
また、20・8キロ区間は「バスパ」と銘打ち、3カ月試験運行する。内回りを「おけ回り」、外回りを「手ぬぐい回り」とするこだわり様で、運賃は200円。タイアップするのは「湯元昭和温泉」(昭和2)「北美原温泉」(美原1)「湯元花の湯」(桔梗町418)「鍛治温泉」(鍛治1)「花園温泉」(花園町40)―の5カ所。温泉入浴8回、バス利用8回で、それぞれ1回分無料となる。
同社は「ニーズのあるところに路線を持ってくるのは当然だが、これからは自らニーズを作ることも必要」と述べており、今後、こうした企画路線を増やしていく方針。
提供 - 函館新聞社
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