各地で冬祭りにぎわう
update 2004/2/16 11:39
【函館・厚沢部】3月下旬並みの暖かさとなった15日、道南では屋外イベントがにぎわいを見せた。函館と厚沢部では、住民参加の「冬祭り」が開かれ、ぽかぽかとした陽気に誘われるように大勢の家族連れらが来場。春の陽光の中、過ぎ行く冬に名残り惜しさをのぞかせながらも、祭りを満喫していた。
函館市弁天町の大黒通りでは「大黒通り雪祭り」が開かれ大盛況。シャケなどの入った「大黒なべ」やイモの塩煮が無料で振る舞われ、家族連れらが舌鼓を打った。移動式舞台「宝船」では歌謡ショーも行われ、会場は大いに盛り上がった。
昨年から実施されている祭りで、まちおこしグループ「大黒通りフェスティバル実行委員会」(嶋崎孝治代表)が主催。会場に設置された「大黒様」の氷像はメンバー手作りで、大沼観光協会から提供を受けた大沼の氷を使った。
地元の弁天町会の佐藤實会長は「田舎ならではの、和気あいあいとしたいい祭り。こういった活気の出るイベントはどんどんやってほしい」と笑顔を見せていた。
厚沢部新町の同町テニスコートでは、あっさぶスノーフェスティバル(厚沢部町教委主催)が開かれた。町内外から訪れた親子連れが、雪中ミカン拾いや雪合戦など、雪に親しみながら北国の休日を満喫した。
同フェスのメーンイベントは第6回町内小中学生雪合戦大会。町内の小学生の部10チーム、中学生の部3チームが熱戦を繰り広げた。60個の雪玉を使い、雪玉が当たった選手は退場。2分以内に敵陣の旗を奪うか、より多くの相手選手を倒したチームを勝ちとした。
選手たちは、飛び交う雪玉をかわしながら奮闘。白熱する試合の様子に、見守る観客たちも手に汗を握りながら盛んな声援を送っていた。
トーナメント戦を争った小学生の部は「おれらは強い」が、リーグ戦形式の中学生の部は「厚中タラバガニ」が優勝した。
提供 - 函館新聞社
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