西部地区の魅力を再発見/ハコダテ・スミカプロジェクト始まる

update 2004/2/15 11:53

 函館市西部地区の魅力を再発見しようとするイベント「ハコダテ・スミカプロジェクト〜こだわりの暮らしと風景」(同実行委員会主催)が14日、2日間の日程で金森ホール(函館市末広町14)などで始まった。西部地区を歩いてのグループワークと、同ホールでの関連イベントを通じ、同地区再生に向けた方策を探る。

 同イベントは、内閣官房都市再生本部の「全国都市再生モデル調査」として採択された、市の「歴史的街並み・まちづくり推進計画調査」の一環として実施。空き家・空き地の増加や人口減に悩む同地区の再生に向けた、実験的イベントとなっている。

 今回行われたグループワークは、西部地区を歩きながら、「同地区の新しい楽しみ方をデザインすること」(同実行委)がテーマ。小学生から大人まで約40人の参加者は5つのグループに分かれ、あめ玉を使ったユニークな自己紹介を済ませた後、早速散策に出発。

 途中、商店主や町会関係者にインタビューするなどして約6時間散策し、それぞれが同地区の長所や課題を見つけていた。

 また、金森ホール内には市内でお気に入りの場所を共有するための「ハコダテかきこマップ」や西部地区の航空写真が設けられ、訪れた市民が同地区の将来像について語り合う姿が見られた。

 15日はグループワークの内容発表や、市職員・経済界関係者らによるトークセッション、ごっこ汁の提供などが行われる。

提供 - 函館新聞社



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