アイリスで21日、黒沢清監督トークショー
update 2004/2/14 12:17
シネマアイリス(函館市本町22)は21日、映画「ドッペルゲンガー」上映にちなみ、メガホンを執った黒沢清監督のトークショーを同映画館で開く。「CURE(キュア)」や「回路」など、独自の世界で国際的評価も高い黒沢監督。当日は作品についてや自身の映画観などを語り、映画ファンならたまらない内容となりそうだ。
黒沢監督は1981年の「セーラー服と機関銃」で助監督として参加。「CURE」や「カリスマ」といった作品が東京国際やベルリンなど、国内外の映画祭から招待を受け、カンヌ映画祭では「回路」が国際批評家連盟賞を受賞するなど、世界から熱い視線を浴びている。
「ドッペルゲンガー」とは、自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種で、伝承ではそれを見た者は数日のうちに必ず死ぬという。映画は、エリート研究者が「ドッペルゲンガー」に遭遇し、生きる希望を見い出しながらも、死の恐怖にさらされる姿を描いた作品。主演には役所広司さんが1人2役を演じているほか、ユースケ・サンタマリア、永作博美さんらが脇を固める。
2000年の「CURE」上映の際、初来函している黒沢監督。2回目となる今回も、同映画館の要請を受けての実現で、本作品のほか、国内外の映画事情などを語る予定。
シネマアイリスの菅原和博代表は「海外では北野武監督と並ぶ知名度。当日は、非現実的な中のリアルな世界を描く、黒沢ワールドを堪能してほしい」と話している。21日は午後6時50分上映で、同9時半の終了後、トークショーとなる。料金は1800円で71人限定。問い合わせは同映画館TEL31・6761。
提供 - 函館新聞社
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