金三商店がホームページ・常連さんがPRにと制作
update 2004/2/13 21:07
昨年7月、韓国・プサン市出身の金福蓮=キム・ボッリョン=(53)さんが始めた、本格的手作りキムチの店「金三商店」(函館市中島町3の33)で小さな日韓交流が生まれた。常連客の一人、イラストレーターの星原宏一さん(44)が、日本語が話せない金さんのために同店のホームページ(HP)を制作、PRを買って出た。星原さんの誠意に「こんなに応援してもらい、星原さんは兄弟のよう。函館の人は情に厚い人ばかり」と金さんも感激している。
金さんはプサン時代には家庭料理店を営み、1999年には地元の料理コンクール優勝という腕前の持ち主。昨年1月に函館に移住し、「料理を通じて韓国を知ってもらおう」と店を開いた。白菜やキュウリを使った手作りのキムチやコチュジャン(韓国からし味噌)など、金さん手作りの“オモニ(韓国語でお母さんの意味)”の味が口コミで広まり、評判を集めている。
2人の交流は、オープン直前の昨年7月上旬に韓国語を勉強中だった星原さんが来店したことから始まった。以来、足を運ぶうちに金さんの人柄にほれ込んだ星原さんは、日本語ができず異国の地で一人頑張っている金さんため、店のHPを1月下旬に立ち上げた。HPでは、キムチなどの商品のほか、よりおいしく味わうための韓国料理レシピや簡単な韓国語講座のコーナーもある。
金さんは「お客さんにも『頑張って』と励まされて、本当にうれしい。わたしも早く日本語を覚えてみなさんと交流し、多くの人においしいキムチを食べてもらいたい」と意欲も十分。星原さんも「韓国の人と初めて交流できたことがうれしくて、何かお返ししたかった。これからも手助けしたい」と話している。
同店の営業は午前9時―午後6時半、日曜定休。電話はTEL52・2451。ホームページアドレスは http://
提供 - 函館新聞社
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