港町ふ頭の一部が沈下/国が災害復旧工事へ

update 2004/2/12 10:09

 1月に供用開始の予定だった函館港・港町ふ頭の水深12b岸壁の一部が、昨年9月26日早朝の十勝沖地震の影響で沈下していたことが11日までに分かった。国による災害復旧工事として追加工事が行われ、7月の完成を予定している。市は12日の市議会建設常任委員会で報告する。

 沈下していたのは、岸壁上面の「エプロン」と呼ばれる舗装の一部で、隣接する上部コンクリートとの境に最大2・5センチ、平均1・5センチの軽微な段差が生じた。

 市と国で財源手当てを含め、対応を協議した結果、国直轄の災害復旧工事で対応することで決着した。

 復旧工事は、エプロン舗装を延長221メートル、幅員5・5メートルにわたってかさ上げする内容。工事費の概算は約1800万円で、このうち市の負担分は約360万円と見込まれている。

 同岸壁は延長240メートル、幅20メートルで、1998年度に国の直轄事業として着工した。本年度は背後地の荷さばき場の防じん処理工事が行われており、昨年11月に荷さばき場の工事が完成し、1月から岸壁を供用開始する予定だった。

提供 - 函館新聞社



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