日ロ関係セミナー

update 2004/2/12 10:08

 北方領土問題を考える「日ロ関係函館地区セミナー」(北方領土復帰期成同盟渡島地方支部主催)が11日、函館市国際交流プラザ(函館市元町14)で開かれた。函館と北方四島との歴史的つながりを振り返り、領土問題への理解を深めた。

 7日の「北方領土の日」を中心にした特別啓発期間(1月21日―2月20日)の行事で、約40人が参加。外務省欧州局ロシア課の野口秀明上席専門官が「最近のロシア外交について」、北大水産学部名誉教授で函館日ロ交流史研究会の鈴木旭会長が「日ロ関係の歴史について」、それぞれ講演した。

野口氏は2003年1月に合意した日ロ行動計画を解説し、「領土問題が動かないとほかの分野も発展しない。できるだけ各分野が相乗的に発展し、領土問題解決を促進する」と説明。鈴木氏は戦前から密接だったロシア極東漁業と函館とのかかわりに触れ、「国と国の話し合いだけでなく、国民レベルの交流で理解を深めるべき。信頼関係ができれば、難問も解決するのでは」と持論を説いた。

 北方領土復帰期成同盟渡島地方支部の駒井惇助事務局長は「函館は高田屋嘉兵衛以来、択捉島と関係がある。友好と対話を通じ交流を深めながら、ロシアに理解してもらいたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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