再送・少年非行概況(03年)
update 2004/2/12 10:05
2003年に道警函館方面本部管内で摘発された少年(14歳未満を含む)は503人で、前年に比べて97人、23・9%増加したことが、同本部生活安全課のまとめで分かった。暴行や窃盗などの刑法犯は同22・4%増、覚せい剤使用などの特別法犯は同50%増となった。同課は「少年は、ゲーム感覚で簡単に悪事に手を染めてしまう」と指摘している。
同課によると、503人のうち刑法犯は全体の85・9%を占める432人で、同79人(22・4%)の増加だった。成人を含む刑法犯の総数は993人で、少年は43・5%を占めた。
刑法犯のうち窃盗で摘発されたのは同86人(38・9%)増の307人。手口別にみると、万引きが116人(37・8%)で最も多く、自動車盗66人(21・5%)、オートバイ盗28人(9・1%)と続く。
刑法犯の年齢別では、16歳が105人(24・3%)、15歳が85人(19・7%)、17歳が75人(17・4%)。職業別では、現役の高校生が209人と最も多く、全体のほぼ半数を占めた。
覚せい剤を使用するなど薬物や毒劇物に関する「特別法犯」は57人で、前年比50%増。薬物事犯のうち、シンナー吸引は41人で、同23人増だった。昨年2月には17歳の少女による覚せい剤使用事件も起きている。
同課は、家庭や学校との連携を深め、啓発活動などを強化していく考えだ。
提供 - 函館新聞社
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